北海道などに出されている新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が9月30日で解除される。これを前に、道は29日の対策本部会議で10月1日からの独自対策を決定。「秋の再拡大防止特別対策」として、10月31日まで全道で感染対策の徹底を求める。札幌市では他地域より強い対策として、飲食店への時短要請を酒類提供を認めた上で14日まで続ける。
29日現在の1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、道が6・6人、札幌市が10・1人。28日現在の病床使用率は道が9・7%、札幌市が13・3%で、いずれも「まん延防止等重点措置」の目安となる国のステージ3の基準を下回る。
そうした中で実施する「特別対策」は、段階的な行動緩和のための方策だ。緊急事態宣言解除後の秋の行楽シーズンでの人出の急増を抑え、感染再拡大を防ぐ狙いがある。鈴木直道知事は対策本部会議で「北海道は他地域より早く冬が到来し、冬の再拡大の懸念も指摘される。感染者が減少している今こそ、今後を見据えた取り組みが重要だ」と述べた。
全道での対策として、混雑し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル